イタリアの欲望のままに生きる人々

画像 『最後の晩餐』
[LA GRANDE BOUFFE]
1973年/伊、仏/CS版:130分
監督:マルコ・フェレーリ
脚本:マルコ・フェレーリ/他
出演:マルチェロ・マストロヤンニ/他

画像 『サテリコン』
[FELLINI-SATYRICON]
1969年/イタリア/DVD版:128分
監督:フェデリコ・フェリーニ
原作:ペトロニオ・アルピトロ
出演:マーティン・ポッター/他

画像 『ソドムの市』
[SALO O LE 120 GIORNATA DI
SODOMA]
1975年/イタリア/Blu-ray版:118分
監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ
出演:パオロ・ボナチェッリ/他

画像 『カサノバ』
[IL CASANOVA DI FEDERICO
FELLINI]
1976年/イタリア/BS版:148分
監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:ドナルド・サザーランド/他

画像 『女の都』
[LA CITTA DELLE DONNE]
1980年/伊、仏/Blu-ray:139分
監督:フェデリコ・フェリーニ
原作:ブルネッロ・ロンディ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ/他

画像 『スミス夫妻』
[MR. AND MRS. SMITH]
1941年/アメリカ/CS版:95分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:ノーマン・クラスナー
出演:キャロル・ロンバード/他


 今週は酒池肉林的な内容がメインのラインナップ。

  「最後の晩餐」 は、食は 「サテリコン」 、排泄は 「ソドムの市」 のようだと言われているらしい。時にB級の扱いを受けるとの事。
 食、性、排泄なので悪趣味ではある。欲を満たす快楽の果ての死。ローマ人の悪いイメージの影響なのか、イタリア人ってこういうのが好きだな~。
  「食欲と排泄とセックスと死が、渾然一体となってエロスという腐肉の匂い漂わせていたあの画面に、私は魅了されてしまったのである。」 とは荒木陽子の感想だそうだ。と、いう事で、 「サテリコン」 、ついで 「ソドムの市」 へ。

  「サテリコン」 は、 『甘い生活』『フェリーニのローマ』 とともに 「フェリーニのローマ三部作」 と言われる。
 ペトロニウス『サテュリコン』 を映画化。紀元前ローマを舞台に男色や人喰い、酒池肉林の宴といったローマの退廃をイマジネーション豊かに描いている。記事のタイトル 「欲望のままに生きる人々」 は、 「サテリコン」 の意訳。

  「ソドムの市」 は、簡単に言えば、男色、スカトロ映画。
 18世紀のスイス山奥の城館であった舞台を20世紀のイタリアに置き換え、この物語を現代における権力と個人の関係、消費社会のメタファーに作りかえた。その構成は ダンテ『神曲』 の構成を借りている、との事。

  「カサノバ」 は、カサノヴァの生涯を描いたエロティシズムの叙事詩。
 最後に待っているのは空虚感。機械人形のロザルバと変な鳥。

  「女の都」 は、長崎県長崎市の地名とは無関係。
 フェミニズムと欲望とカッツォーネ (巨根) 博士。女形のアドバルーンの顔が怖い。なお、夢オチだと言われていますが、 「アレは夢だったのか」 という終わり方ではありません。夢だったのかと思ったら・・・、というオチです。

  「スミス夫妻」 は、イタリアの欲望とは無関係。
 ヒッチコックの撮った唯一のラブ・コメディ。・・・コメディと言うには重い。
 登場人物がバカなうえに誰にも感情移入できないので、少々キツイ。コメディにサスペンスの手法は、笑いよりも緊迫感が増すほうにいくので・・・。

『魔界都市ブルース <魔界>選挙戦』 (菊池秀行/祥伝社) 読了。
『魔界都市ブルース <新宿>怪造記』 (菊池秀行/祥伝社) 、 『世の中ついでに生きてたい』 (古今亭志ん朝/河出文庫) を読む。

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