オリジナルの完全版が・・・

画像 『カビリア』
[CABIRIA]
1914年/イタリア/US版DVD:123分
監督:ジョヴァンニ・パストローネ
原作:ガブリエル・ダヌンツィオ
出演:ウンベルト・モッツァート/他

画像 『國民の創生』
[THE BIRTH OF A NATION]
1915年/アメリカ/DVD版:153分
監督:デヴィッド・ウォーク・グリフィス
原作:トーマス・ディクソン
出演:リリアン・ギッシュ/他

画像 『イントレランス』
[INTOLERANCE]
1916年/アメリカ/DVD版:162分
監督:デヴィッド・ウォーク・グリフィス
脚本:デヴィッド・ウォーク・グリフィス
出演:リリアン・ギッシュ/他

画像 『吸血鬼ノスフェラトゥ』
[DIE ZWOLFTE STUNDE]
1922年/ドイツ/DVD版:62分&Blu-ray版:94分
監督:フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ
原作:ブラム・ストーカー
出演:マックス・シュレック/他

画像 『メトロポリス』
[METROPOLIS]
19226年/ドイツ/Blu-ray 完全復元版:150分
監督:フリッツ・ラング
脚本:テア・フォン・ハルボウ/他
出演:アルフレート・アーベル/他


 夏。今年は10月まで暑いとかいう予報がありましたね・・・。
 古典に戻ってみました。ただ、リュミエール兄弟とか、エジソンの 『くしゃみの記録』 とかまで戻ると細かくなるので、この当たりから。
 古い映画のため、オリジナルが全て現存していなかったり、どこぞで勝手に編集されたモノがまかり通っていたり。やはり、オリジナルの完全版、当時の映写速度適正速度で再現してあるのが望ましいな~と思う、今日、この頃。

  「カビリア」 は1990年修復版。 複数のバージョン違いがある。
 おまけに、サイレントかつ海外版なのでインタータイトルの字幕も読めず。
 いつか200分の完全版が日本語字幕で観られるといいな。
 内容はWikipediaを参照すると分かりやすい。

  「國民の創生」 も最初は海外版でインタータイトルは読めず。内容分からずで、人種問題・・・。時間が異様に長く感じたのを覚えている。
 人種差別的として批判され、上映禁止になったりしているが、撮影、編集技法で高い評価を得ている。これだけの大作をよく作ったな、と。
 アメリカで発売されているノーカット版は192分。でも、字幕無し。

  「イントレランス」 は、 「カビリア」 に衝撃を受け、対抗して撮った映画。
 この映画も字幕無しの海外版で観て、やたらと長く感じた。構想通りの8時間の映画 (長い映画/長い予告編&本編) だったら・・・。212分版等あり。
 撮影技法の点で高い評価を得ており、グリフィスのモンタージュ技法は 「グリフィス・モンタージュ」 との事で、セルゲイ・エイゼンシュテインのモンタージュ理論とは異なる。

  「吸血鬼ノスフェラトゥ」 もオリジナルは94分。長さが違うバージョンは、ブラム・ストーカーの未亡人に告訴され、アメリカでぶつ切りに編集されたモノ
 登場人物も、原作から変更されたのが、英語でのカットタイトルで原作に戻されてたりと面倒な事になっている・・・。名前は変更されて完成したんだから、無理に原作通りに戻さなくていいのに・・・。と、思ったので、字幕なしで94分版を鑑賞したら、全然違う。30分の差も大きい。映写速度も適正速度になっていたので、チャカチャカ動かず、ゆっくりした動作はゆっくりと動く。名前も元の名前に戻されていたし。

  「メトロポリス」 の最長は今回観た完全復元版の150分でオリジナルは210分。ジョルジオ・モロダーによる編集版は90分。他、多数のバージョン。
 SF映画の金字塔。 「SF映画の原点にして頂点」 と評されている。こんなモノスゴイ映画を1926年 (大正15年) に完成させるんだから、スゴイとしか言いようがないね・・・。

 蛇足。アベル・ガンス監督の 『ナポレオン』 はリストにないが、オリジナルは3面スクリーンに3台の映写機を使って映写、上映時間は12時間、音楽はフル・オーケストラの生演奏。昔の知り合いのお父さんが観に行ったと聞いた。
 3面を1画面に納めたら、小っちゃくなるんだろうな・・・。でも、観たい。TVを3台並べてではなく、1台&ソフト1本 (BOXか・・・) で・・・。

『奇面館の殺人』 (綾辻行人/講談社) 読了。
『ゲルマーニア』 (コルネーリウス・タキトゥス/岩波文庫) を読む。

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