潮流と表現技法 (方式)

画像 『グランド・ホテル』
[GRAND HOTEL]
1932年/アメリカ/DVD版:113分
監督:エドマンド・グールディング
原作:ヴィッキー・バウム
出演:グレタ・ガルボ/ジョン・バリモア/他

画像 『無防備都市』
[ROMA,CITTA, APERTA]
1945年/イタリア/DVD版:106分
監督:ロベルト・ロッセリーニ
原作:セルジオ・アミディ
出演:アルド・ファブリッツィ/他

画像 『駅馬車』
[STAGECOACH]
1939年/アメリカ/DVD版:99分
監督:ジョン・フォード
原作:アーネスト・ヘイコックス
出演:ジョン・ウェイン/他

画像 『ローラーとバイオリン』
[КАТОК И СКРИПКА]
1960年/ソ連/DVD版:45分
監督:アンドレイ・タルコフスキー
脚本:アンドレイ・タルコフスキー/他
出演:イーゴリ・フォムチェンコ/他

画像 『鏡』
[ЗЕРКАЛО]
1974年/ソ連/Blu-ray版:108分
監督:アンドレイ・タルコフスキー
脚本:アレクサンドル・ミシャーリン/他
出演:マルガリータ・テレホワ/他


  「グランド・ホテル」 はグランドホテル方式の語源となった映画。
 クリンゲラインの所持金14、000マルクが、酔っ払って寝て、事件があって、朝には12、000マルク+博奕の勝ち分3、400マルクになっていたのは何故か・・・。14、000マルクは高額との言葉があったが、今の相場でコーヒーが約2ユーロ (4マルク、約227円) だそうなので、86年前は・・・、分からない・・・。

  「無防備都市」 はイタリアの ネオレアリズモを代表する映画。
 ナチス占領下で緊迫したローマ。レジスタンス活動をする者とそれを助ける者。処刑される神父を見守る少年達の中から、後を継ぐ者が現れる・・・。
 この映画は、ローマがナチスの占領から解放された翌年に製作されたので、まだ占領下の生々しい空気を残している。

  「駅馬車」 は、駅馬車方式の語源 (参考) となった映画で、西部劇映画を語る上で欠かせない名作。邦題は故・淀川長治によるもの。
 西部劇でありながら (?) 、最後の決闘は銃声のみ。単にドンパチ撃ち合えば良いというモノのではないという見本。そして、馬は走る。よく走る。

  「ローラーとバイオリン」 は、アルベール・ラモリスの短編映画 『赤い風船』 の翻案として作られた、全ソヴィエト連邦映画大学の卒業制作。
 例によって、 「水」 と 「鏡」 。サーシャが弾いている曲は 「青い空」 と 「夏の雨」 との事。聴いた事があるような気もするが、詳細は不明。
 バイオリンは悪戯されるかと思ったら、されなかった。

  「鏡」 は、タルコフスキーの自伝要素が強い映画で、ロシアの現代の歴史を独特の手法で描き出した作品とも言われる。
 母マリアと妻ナタリア、アレクセイの少年時代と息子イグナートが各々、同じ俳優で鏡像関係あり、過去と現在が対をなす。
 断片的な映像の組み合わせで、物語は無い。面白いけど・・・。

『三文役者あなあきい伝 〈PART2〉』 (殿山泰司/ちくま文庫) 読了。
『ゲルマーニア』 (コルネーリウス・タキトゥス/岩波文庫) を読む。
が、訳者である泉井久之助自身の 「言語を表面的に取り扱うのみでは充分ではなく、その基盤には常に「哲学」がなくてはならない」 の考えから、自分の見解を上乗せするので、回りくどくて、読みづらい。完結明瞭にして、その根底にローマへの警世の念を込められていると言われるタキトゥスの上に訳者が乗っかって喋っている・・・。

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